プラ容器アレコレ

魚卵の容器

2010年3月1日
プラ容器アレコレ

魚卵(いくら、とび卵、たら子、明太子等)の容器選定は難しいです。
まず第一に魚卵はたいへん変形しやすい(つぶれやすい)ですし、水分も大量に含んでいることが多いためです。更に魚卵商品自体が高価なので容器には高い透明度と、ある程度の重量感・剛性感(高級感)も求められます。冷凍・冷蔵されて運搬される事も多いですよね。

求められる条件をプラスチック容器に当てはめますと・・・

  • 変形しやすい > 丈夫なプラスチック容器
  • 水分が多い > 密閉容器(漏れない容器)
  • 透明感 > ポリスチレン容器
  • 重量感・剛性間 > ポリスチレン容器
  • 冷凍運搬 > とりあえず厚手の容器

という感じになります。

プラスチック容器で、密閉できて、材質はポリスチレンで、一定以上の厚みがあるものとなる訳です。

「なあんだ、すぐに条件に合う容器が見つかるじゃないか」なんて思われるかもしれません。

ただ、この条件の中でやっかいなのが「冷凍」です。
実際にお客様の環境で使用してみないと「判らない」事があるんです。もちろん当社としては実績のある商品をお勧めいたしますが、それでもお客様A社さんでは問題なくても、B社さんではNGだった、という事があるんです。
なので冷凍用途の場合は必ずサンプルを請求して実際の環境で使ってみてください。

最後に私たち株式会社プラパック的にはどうしても最後には「エコ」というフィルターを掛けてしまいます。
できればですが、御社商品を美味しく食べていただいたエンドユーザーさまがそのまま保存容器として使えるような容器を採用してくだされば嬉しいです。